1人が本棚に入れています
本棚に追加
生きてるってみんなどこで実感してるのだろう?
永遠を私は信じてた。
私は信じたかった。
でもエイエンの絆なんてないのを私は知っている。
ならさ、縛るしかないじゃない。
『なんでお前女なの?』
首筋を噛みついてやると、女みたいな声を流花は上げた。
揺れるシーツ。
軋むベッド。
乱れる体。
ベッドの上で甘い声を上げる流花は女の子。
ただし、首から上のみ。
首から下は立派な男なワケで。
でも顔はどう見ても女の子。
「や、るきっ。やめ」
「止めない。流花ちゃんが可愛いから。止めて欲しいならぁ、もっと啼きなさいよ」
「いやっ、な、なんでぇ?」
なんで?
お前が言うな。
「彼氏に流花ちゃんのせいでフラれたの。責任取りなさいよ」
最初のコメントを投稿しよう!