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伝えたいことはもう全部
頭ん中に詰め込んだんだ
あとは吐き出すだけというその一歩手前
君と目が合って全部飛んでいったの
言葉と言葉が仲良しになったらきっとね
君と僕だってうまくやれるさ
なんでこうも世界はうまく回れないんだろう
なんでいつも君の涙見つけちゃうんだろう
どんなに空が青くたって僕の中はずっと曇り空で
大切な言の葉は強い風に飛ばされてしまう
さらに追い討ちをかけるようにどしゃ降りの涙が何もかもを洗い流してく
もしかしたらそれでいいのかもしれない
君のための言葉は君に届かないように僕の中で消えてしまえばいい
でもそれじゃ何も変われない
君の涙はまだ止まってない
急いで言の葉を拾い集めて君のもとへ届けてあげなくちゃ
僕の涙はもう乾いていた
曇り空は青く澄んでいた
手の中でくしゃくしゃになっても君のもとへ届けてあげなくちゃ
孤独に輝く夕焼けのように
永遠を唄う星たちのように
僕が拭い取ろうとした涙の雫は
どうしようもないくらい美しかった
心と心で語り合うなんて
難しいから 不器用なふたりだから
何度も何度でも君に会いに行きたい
何度も何度でも君に好きと言いたい
「つらいけど独りじゃないよ」と
「頼りないけど僕がとなりにいるよ」と
手の中でボロボロになった言の葉広げて
笑ってみせた
ねぇこれで何か変われたかな
君の中に僕はいるのかな
そんな冷たい場所じゃなくてこっち来てごらんよ
告白したつもりなのって
馬鹿にして笑ってほしいな
愛しい人へ捧ぐ言の葉よ
愛しい人の笑顔をありがとう
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