7.銀色

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降り積もる雪の日に 綴る言葉が凍えてる また会いたいよ もう会えないよ それだけ 繰り返してた 声にするにはあまりに残酷で 留めておくにはあまりに苦しい この想いがあの銀色へ 溶けてしまえばと願った 穢れなど無いままで生きようとしている僕は どれだけの心を傷付けるのかな 涙さえ流さずに生きようとしている君は どれだけの言葉で救われるのかな 眠れ 悲しみを抱いて 眠れ 冬の終わりまで ありふれた毎日をすべて捨ててまでして 決してない奇跡を待ち続けている 静寂と銀色に包み込まれてる君は さよならの代わりに笑ってくれたよね
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