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“音の最終点に行き着きたいのなら
デコボコの虹を駆け抜けるといい。
足跡を掻き消してく涙雨は止まず
何かがズレ始めた軋みと同時に
立体のリズムは一点の塵と化す。”
狂ったままの思考回路ぶら下げて
警鐘は知らないふりで また駆け出していく
繋いだ手 放したまま生きていけるなら
愛なんか要らない
遠くから迫ってくる高ぶった感情に
負けない 強さを
“休む間も無く駆け抜けたのなら
黒と 透明な星団の遥か彼方に
その音は在り そして儚く散る。
四方八方へと拡散したそのひとつを
奇跡と呼んで願いを唱えるまで
残された時間はもうない。”
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