ボクらの記念日

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俺が足を止めて振り返ったら 翔「来て…くれたんだ…」 優「ハァ…ハァ…彼氏の…見送りには……くるよ…」 膝に両手を着いて呼吸を整えている彼女をみて急いで来てくれた事が分かった。 優「翔太…待ってるからね!」 翔「えっ?」 呼吸を整えた後でそう言われて意味が分からなくて聞き返したら 優「私は待ってるから、翔太が大学卒業して帰ってくるまで」 翔「優子…」 優子は笑顔でそう言ってくれた。 キミがいるだけでありふれた僕の日々は 鮮やかに彩られ愛が満ちてゆくよ この気持ちだけは忘れたくないから 僕は優子を抱きしめていた。 翔「ありがとう優子…ちゃんと帰ってくるよ、大学卒業して」 優「うん…」 翔「だから待っててね」 優「うん…」 翔「帰ってきたら…22歳で早いけどちゃんとプロポーズするから」 優「えっ!」 翔「ダメかな?」 優「ダメじゃないよ…待ってるね」 翔「ありがとう…優子」 その言葉を聞いて、優子の笑顔を見て僕は飛行機に乗った。 何気無い今日と云う日が 結婚を約束した ボクらの記念日
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