ボクらの記念日

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4年後ーーーー 翔「懐かしいや…4年振りか」 飛行機の中でそう呟いた後で 翔「よし!行くか」 そう言って僕は荷物を持って飛行機から降りていた。 仕事は向こうにいた時にこっちでの職場を見つけていたから明日から直ぐに働ける状態になっていた。 けど今一番に思うのは優子の事だった。 目を閉じれば 「待ってる」 そう言ってくれた日の事を今でもここに立てば鮮明に思い出す 「1人で立ってどうしたの?」 翔「大切な人との想い出を思いだしてるんだ」 そう言って目を開ければ懐かしくて一番大切な人が立っていた。 「キミヲアイシテル」 そんな一言が飾らずに言えたなら どんなに楽なんだろう あの時、今目の前に立つ人に告白する時はそう思ったのに 翔「君を、優子を愛してる」 今ならこんなに素直に言える。 優「私もずっと愛してる」 今にも泣きそうになった君を俺は抱きしめていた。 もう二度と君を泣かせたくないから 翔「僕と…結婚して下さい」 そう言っていた 優「はい」 そしてそれが君の返事だった。 何気ない今日と云う日が ボクらの記念日 end
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