夜空の下で

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優「なんで星ってこんなに綺麗なんだろうね」 夜空を見上げたままでそう聞かれたから僕は 翔「儚いからじゃないかな…」 そう答えた。 優「儚い?」 翔「うん…この空で数えきれない星が沢山生まれては人知れず消えてゆくんだよ」 優「……」 翔「だからさ…人知れず儚く消えてゆくから…残った目に見える星は輝いて見えるんじゃないかな」 優「……そうかも、しれないね」 翔「うん…」 そう言って空を見上げる君の顔を見て思った。 「キミヲアイシテル」 そんな一言が 飾らずに素直に言えたなら どんなに楽なんだろう そう思ったけど素直に言い出せなくて僕は空をまた見上げたら 優「ねぇ…翔太」 翔「なに?」 そう言われて優子を見た後で 優「私の事……どう思ってる?」 そう聞かれた。
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