夢と現実

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(敵わねぇなー。) マスターから目を背け、テーブルを見た翔の目には少し光るものが。 「…は…ぃ。」 おしぼりで光るものを拭きながら答える翔。 「マスター!今日は僕の奢りです!飲みますよー!」 店内の誰にでも聞こえる音量で叫ぶと、他のお客からも歓声が上がる。 時計を見ると、一年が終わる十分前だった。
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