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「さっきの…変なメールは何?」慰めるつもりで来たのに…こんな言葉しか出てこない
「え?あ、よくここ分かったね?」「落ち込むと、いつも家近くの公園じゃん…分かりやすいんだよ。何年間一緒にいると思ってるの?」
『違う…こんな事を言いに来たんじゃない-』私の顔を見上げる彼女。その顔は、今にも消えてしまいそう
「大丈夫なのに…心配性だね?」
フニャッとした頼りない笑み。
俺は-…
グッと拳を握りしめる。「ね?由実?」ニコッと笑いかける。姉貴逹が、男逹に魅せる誘惑の笑み。それを真似て…
「透?どうし―」手をとって無理矢理立たせる。
「え?」
よろめいた由実を支え、自然と抱き合う形になる。
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