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「ほぇ~」
この子が携帯を弄りだしてから30分が経過しました。ひたすら写メを撮りまくってるね。
「ねぇ、そろそろ返して貰っても良いかな?」
「あ、スイマセン!凄い物だったからつい」
やっぱファンタジーの世界は科学が発展してないんだな。てか、今更だが…
「そういえば自己紹介まだだったよね?」
「言われてみればそうでしたね。私はリーラ=レイセン、マクセール学園に通ってる19歳の学生です。リーラって呼んで下さい」
「俺は十六夜 要。さっき話した通り地球って呼ばれる世界から来た異世界人、19歳だから同い年だね。敬語はお互い無しにしよう」
まさかのタメだったリーラとの自己紹介を終えた。さて、このあとどうするかだが…
「リーラ、俺ってこのあとどうすれば良いのかな?」
「そうです…敬語はいらないんだったね。とりあえず私の学校があるマクセールっていう街に行こっか!」
リーラにそう言われるが一番近いとこで30キロはあるって言ってたよな?どうするんだろ?
「リーラ、移動はやっぱり徒歩なのか?」
「違うよ~、ちょっと待っててね」
そう言ってリーラが大きな音で口笛を吹いた。
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