600人が本棚に入れています
本棚に追加
/81ページ
ー山付近ー
「あら、零ちゃん、久しぶりね。」
「あ、六花さんお久しぶりです。」
この人は、【橘 六花(タチバナ リッカ)】さん、医者をしていて薬の材料関連で知り合った。
普段はとても温厚でやさしい二児の母だが、怒るととてつもなく怖い。
そして常々思うのが容姿がとても二児の母とは思えないほど若々しい。
年齢詐欺と思いたくなるほどに・・・
「零ちゃん?今失礼なこと考えなかった?」
「イイエカンガエテオリマセン。」
コエー!六花さんの背後になぜか般若が見えるよ。
「片言なのが怪しいけど・・・まあいいわ。」
よかったー。
「そういえば零ちゃん山にいくの?」
「ええ、まあ。」
「なら薬の材料をちょっとだけ採って来て貰えるかしら?」
「いいですよ。」
いつも相談とかして貰ってるし、恩人でもあるからな。
「そう?ならお願いね。」
「わかりました。それじゃあ。」
俺は再び山に向かう。
最初のコメントを投稿しよう!