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ウマヤドの好ましい爽やかで高潔な優しさを感じて、憂鬱だったアタマッポウは急速に自信回復して喋りだす。
「へへん~僕達は、聖なるジェットコースターで産道を聖練されて通るんだ。」
「両親に直接会えるなんて最高だね。」
「ワーイ最高!僕はお父さんやお母さんに孝行する!」
「うん、そうだね。」
「どうしたらいいかってお釈迦様に伺ったらね、神通力を授けるから私のようになりなさいって仰ったの。」
「それは良い事だね。」
「心配なのはお釈迦様は、インドにお生まれの時のお母さんが、産後すぐに亡くなっちゃった事。」
「そうだったね、お可哀想に。」
「うん、で自分で努力したら頭がこうなったの、だけど胎に満ちる事には合格したし、妙なんだ。」
「うんうん、頑張ったんだね、アタマッポウ。」
「受胎3ヵ月頃にはお母さんの為に、鳥の卵みたく生まれようとしたんだけど止しにした、卵型だと聖なるジェットコースターに乗れないって法で聞いたから。」
それからアタマッポウはグーにして握りしめていた右手を開き、白色に輝やく玉のようなものを見せて言った。
「これはお釈迦様に貰った、最後の御出世の時のお釈迦様のお骨さ、ウマヤド、君に贈るよ。」
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