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「伊瀬本は言いふらしたりするような人じゃないし教えてもいいよ?」
「僕の何を知っているのかはわからないけど教えてくれる?」
「うん…私のやりたいことは
・・・・・友達になることかな」
なんか浮かない顔だな・・・まぁ僕に関係はないはずだし
それにしても会長どうこうの話は概要だけに通用するデマだったのかな…
というか友達になるって…
「友達は作るっていうんじゃないの? 休み時間よく女の子たちで話しているし、あの子たちは友達じゃないの?」
「うん・・・友達はできたけど だめなの」
え? どういうことなんだろう
言い始めは無表情だった木谷さんは今はなんだか少し寂しげだった
まるで昔に何かあったかのように…
「…ねぇ」
「・・・・・ん?」
「もう帰っていいかな? 十分お話ししたよね」
「シリアスを返して!!」
この美人さんはいきなり何を言い出すのだろうか…あ
そういえば今僕たちは誰もいない教室に二人きりだったんだ
なるほどね 男は野獣だから襲われるとでも思っているんだな
いや・・・まぁさっきから人が通ってるから襲わないけどね
ちなみに人が通らず二人きりだったら・・・・・
襲わないけどね!←ヘタレ
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