初体験

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…ここはどこだろう。 主人格は寝てしまった。 あ、私は華奈。 この困った主人格の人格。 ずっと寝てたな… でなぜか私はベッドに寝かされている。 私がいるのは、洋室のホテルのような一室。 窓際のベッドに静かな風が吹く。 すると奥の方から声がした。 「…目覚めた…か?」 「…ちょ…あんただれ!?」 私はビックリして声を上げた。 「俺?んなのどーでもいいじゃん 。 それよりさ、ヤろうよ」 ヤ…!? こいつ私のカラダ目当て!? だけど、こいつの体は女っぽい… なぜか裸にならないし。 「ひいちゃさすがの俺も落ち込むよ…」 女性のような声で甘え声を出す。 …やっぱり女!? 「ちっ…しょうがない」 そういってこいつ私の胸元のボタンを開ける。 「ちょ…やめてよ!!」 「やだ。やめない」 やめないってお前は子供か!! 私の胸元を開けたこいつは鎖骨にキスマークをつけた。 「俺の女認定!!」 「はぁ!?」 私は怒りが爆発した。 「何よあんた!サイテー!!」 そう言って私はこの部屋から飛び出した。
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