Sonic Wave

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「さっすが、琉!速撃ちとコントロールはいつみてもすごいわ。」 隣で身構え、自身の銃をクイックドローしていた唯が、オレに感心したようなことを言う。 てか、お前は感心してるヒマがあったら、助けてくれよ!と思ってるオレの考え方は、世間一般から見れば普通であってほしいと願う。 「まだだ!来るぞ、唯!」 他のことを考えてる場合ではないと頭を切り替え、同時に唯にも注意を促すため、オレは私のほうを見ずに言う。 黒スーツの男も場慣れしてるようで、オレに弾丸を撃ち落とされたということもあり、今度は唯のほうに銃を向け 「はははっ!今度こそ死ね!」 相手の男が引き金を引く寸前、 「私に任せて!はっ!」 銃をむけられつつも、黒スーツの男からは目を離さずに、しかし、自分の銃の側面からライターのようなものを落としながら、唯がそう言うと、その瞬間、まわりに強い光が広がった。 「なんだこれは!?目が見えん!!」 黒スーツの男は目をこすっているが見えるはずもない。 それに対して唯は、 「どう?私の閃光弾の味は?後は任せて、琉!」
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