琉と唯と愛

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ホントにまずいぞ。 唯はビビって後ずさってるし。 「・・食らえっ!!」 そういうとロクという男が変な形の銃で唯を撃った。 その弾は的確に唯の肩辺りを狙っている。 「唯!」 オレが銃をぬき、その弾を撃ち落とそうとした瞬間、 「ぐっ!!」 オレの腕を別の弾がかすった。 これはおそらくもう一人のヨウという人物が撃ったのだろう。 オレの注意が他にそれた瞬間に撃つとは、たいしたもんだが・・。 それよりおかしい、 かすっただけなのに、身体が全然動かねぇ。 まさかこれは・・? 「気づいたようだな。そいつには麻酔が入ってて、当分は動けないぜ。」 しまった、オレとしたことが・・ どうやら唯も麻酔で動けないみたいだ。 オレと唯はその場で座り込む。 せめて愛だけでも逃がさないと・・ オレは愛に逃げろとアイコンタクトする。 愛も分かったようで、おれたちから離れた。 よし、いいぞ。 そのまま他人のふりをしてやり過ごしてくれれば、やつらも愛に気づかずに帰ってくれるはずだ!
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