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「はっ!どこ狙ってるんだい、お嬢ちゃん?・・・うわっ!」
銃弾を補充していたロクの顔に愛が撃ったコーヒーがかかり、視界を奪った。
バンバン!!
「ぐぁ!」
愛の撃った弾はロクの右腕と銃に当たった。
ロクはもう銃をにぎることもできなさそうだった。
「あと1人・・。」
愛はそう呟くとヨウのほうをみた。
そして、ロクを撃つために低空飛行をしていたが、再び、高く飛び上がった。
「1人倒したくらいで調子に乗りすぎじゃないか?」
バンバンバン!!
ヨウは絶え間なく愛を撃ち落とそうとしているが、愛はかろうじて避けている。
ヨウは店の入り口の扉あたりから発砲しているのに対し、愛は奥のキッチン付近の上空を飛んでいる。
それにしても愛のやつ、1対1なんだから、撃つすきも少しはあるのに
「琉、まずいよ。愛ちゃんの銃にはもう弾が入ってない!」
オレの隣にいた唯ーもうだいぶ精神的にも落ち着き、麻酔も弱まってきているようだーが小さい声でオレに言った。
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