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「なんだよ、唯?」
すでに眠たくてたまらないが、まだ机で仕事をしているオレが聞き返した。
「昨日ね、愛ちゃんのウィングをなおそうと思って、愛ちゃんの背中をみたんだけど、機械が入ってる感じなんてまるでなかったのよ。それどころか、あの翼は愛ちゃんの身体の一部なんじゃないかっておもうくらい。」
唯はパジャマにナイトキャップをかぶり、寝る気満々という格好で、話しかけてくる。
「なるほど・・。それで、結論としてどう思うんだ?」
軽くペン回しをしながら、オレが聞き返す。
「・・・あれは私や琉の特殊能力と同じような力なんじゃないかって。」
「・・・なるほどな・・。まぁしばらくは様子を見とけばいいんじゃねぇの?」
「まぁ、それもそうね。」
「それよか、明日からまた稼ぐから気合いいれろよ。」
そう言ってオレと唯は部屋に帰った。
あ、まだ仕事おわってねえな・・。
まぁ、明日でいいだろ。
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