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「はーい!どちら様ですかー?」
唯は飲んでたドリンクー某有名なメーカーのインスタントの微糖のコーヒーであるーを机に置き、入り口の扉までササッと移動し、扉を開けた。
「こんにちは。本日は依頼があって来ました。」
今度の依頼人は、見たところ年齢は20代の中盤くらいの若い男。
顔は色黒で、黒いスーツスタイルだな。
いかにも仕事で来たような格好だ。
その男が、さわやかな笑顔で挨拶してくるので
「わかりました。とりあえず立ち話もなんですし、あがってください。」
自分の仕事は後回しにし、資料を一旦閉じてから、遅れて唯の隣ー入り口の扉のところであるーに移動していたオレが依頼人を通そうとすると、
「依頼は簡単です。・・・死んでください!!」
バン!!バン!!
依頼人は笑顔を崩さずに銃を抜くと、すぐにオレに向かって撃ってきた
「なっ!?」
とっさにオレは左腰にあるホルスターから銃をクイックドローし、放たれた2発の銃弾を狙い、発砲する。
カン!!キン!!
二発の弾丸は少し高めの音をたて、同じ二発のオレの弾丸によって打ち落とされた。
「ばかな・・。弾丸を同じ弾丸で撃ち落とすだと・・?」
黒スーツの男は、信じられないと言ったような顔をし、一歩後ずさりながら言った。
しかし、驚きながらも、銃の引き金を引き、次が撃てるようにしてるな。
この手つきを見た感じ、昨日は今日初めて銃を使い始めた感じではなさそうだ。
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