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「寒っ」
家を出たとたんに冷たい風が頬を打ち付ける
この少年の名前は神木 空太(カミキ ソラタ)
中学三年生の受験生である
部活には入っておらず家に引きこもり気味である
空太はネックウォーマーに鼻まで突っ込み早足で学校に向かう
(やばい 遅刻 遅刻)
少し時間に追われながら通学路をかけていく
前の日からずっと雪が降っているせいで辺りが真っ白な銀世界になっている
(京都では珍しいな)
空太はそう思いながら朝早くに家を出た弟を追いかけた
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