続編

21/92
前へ
/207ページ
次へ
愛する人との間に授かった、小さな小さな命。 小さな命には何の罪もない。 あるのは、希望と耀く未来。 …のはずなのに。 父親が、もしかしたらいなくて もしかしたら、命さえ狙われるかも。 幼い命が奪われるなんてことになるくらいなら… 大きな権力に怯えながら、生きていかなくちゃならないくらいなら… でも、誰にも内緒で産む分には… でも、どこからか、嗅ぎ付けられちゃうかも… 結論なんて出せない。 琉生と愛しあった事実を消すなんて出来ない。 でも、たった一人で育てられる自信もない。 どうすればいいの? やだ。 また、気持ち悪い。 .
/207ページ

最初のコメントを投稿しよう!

74人が本棚に入れています
本棚に追加