74人が本棚に入れています
本棚に追加
愛する人との間に授かった、小さな小さな命。
小さな命には何の罪もない。
あるのは、希望と耀く未来。
…のはずなのに。
父親が、もしかしたらいなくて
もしかしたら、命さえ狙われるかも。
幼い命が奪われるなんてことになるくらいなら…
大きな権力に怯えながら、生きていかなくちゃならないくらいなら…
でも、誰にも内緒で産む分には…
でも、どこからか、嗅ぎ付けられちゃうかも…
結論なんて出せない。
琉生と愛しあった事実を消すなんて出来ない。
でも、たった一人で育てられる自信もない。
どうすればいいの?
やだ。
また、気持ち悪い。
.
最初のコメントを投稿しよう!