続編

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琉生「大丈夫か?」 ユキ「…大丈夫、、だから、あっち行って!!」 ユキに怒鳴られ、琉生はドアノブから手を離す。 様子がおかしい。 琉生「ユキ、」 ユキ「早く行ってってば!!」 琉生は、諦めて脱衣室を出ようとして、足を止めた。 脱衣籠に、ユキの脱いだ洋服がない。 新しい洋服も用意されていない。 やっぱり、おかしい。 琉生は、バスルームのドアを叩く。 琉生「ユキ!開けろ!ユキ!」 ユキ「お願いだから、行ってってば…」 琉生「開けろ!」 ユキ「やだ…」 こんな姿、見せれない…。 こんな姿、見たら、琉生が傷付くの知ってる。 ユキの目に涙が溢れる。 粗くなっていく、呼吸を整えようとしても、どんどん苦しくなるばかり… ふと、ドアの外が静かになる。 琉生「ドアを壊すが、文句言うなよ?」 ユキ「え…?」 ガンッ! ガンッ! ガンッ! ユキ「琉、生…、やめ…」 苦しくて、声にならない。 そして、何か金属が落ちるような音がする。 そして、浴室のドアが開いた。 .
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