続編

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ユキ、ありがとう。 本当に、ありがとう。 小さな命が産まれることが、こんな奇跡だったなんて、知らなかった。 毎日、沢山の命が産まれてて 俺の周りでも、命が産まれて来た。 赤ん坊が産まれることは 普通なんだと思っていたよ。 だって、そうだろ? 普通じゃなきゃ 毎日、どこかで、奇跡が起こってるってことになる。 奇跡は、そうそう起こらないと思うじゃないか。 でも 起きてた。 毎日、どこかで 奇跡が。 小さくて 力強い 命の誕生。 ユキ お前は、奇跡を起こした。 …ありがとう。 ありがとう。 …神様も、ありがとう 蒼井「わあ~!!雪が積もってる! こりゃ、遊びたくもなるよな! お前、ここで遊んでたんだろ? 穴が空いてるもん!」 琉生は鼻で笑う。 蒼井は、雪を空に投げながら聞いた。 蒼井「ところでさ~!」 琉生は、雪を蹴りながら答える。 琉生「何だよ?」 蒼井「赤ちゃん、女の子だったの?男の子だったの~?」 琉生「!! やばい!聞くの忘れたっ!!」 蒼井「…嘘だろ?」 琉生「あ~っ!!」 琉生は頭を抱えた。 そして、蒼井は立ち尽くした。 .
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