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ユキは、ベビーリングを手に取る。
ユキ「あれ…?」
ユキが何かに気付き、目を止める。
りお「そう、気付いた?
これね、3人の誕生石なんだ。
リングに、入れてもらったの」
ユキ「誕生日まで、いつの間に」
りお「えへへ。
銀のスプーンを贈ると、食べ物に困らないっていうから。
ベビーリングは、お守りに」
翔「ヨーロッパが始まりですが、最近では日本でも主流になってきましたからね」
ユキ「そうなんだ。
りおさん、ありがとうございます」
りお「ううん。
こちらこそ、今日は、ご招待ありがとう」
その後は、翔と達也の準備した食事に舌鼓。
女性陣は、玲央といぶきの周りに群がる。
男性陣は、テラスで、オードブルをつまみに、飲んでいた。
咲「真央さんも、いぶきちゃん、抱っこさせてもらえば!?」
真央「咲!やめてよ!
赤ちゃんなんて、怖くて抱っこ出来ないわよ!」
ユキ「怖くなんか、ないですよ~?
はい、どうぞ」
真央「ど、どうぞって、本気!?」
ユキ「もちろん!」
りお「大丈夫!
首さえ、支えてあげれば」
真央は、恐る恐る、ユキから、いぶきを受け取る。
真央「きゃあ~!ふにゃふにゃするわよ!?」
咲「え?
赤ちゃんって、みんな、ふにゃふにゃしてるんじゃ…」
りお「してるよ」
四人は笑う。
真央「ねぇ、もういいでしょ?
誰か代わって?」
咲「もう少し、いいんじゃない?」
真央「咲!」
男性陣は、テラスから、その様子を見ていた。
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