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蒼井「なぁ~んか、すっきりした顔してない?
ユキちゃん、見つかってないのに」
月島「分かったことがあるんだ」
蒼井は、しっかりした瞳の月島の横顔を見る。
蒼井「僕、咲ちゃんが好きだよ」
月島「…は?」
意表をついた蒼井の言葉に、月島は目を丸くする。
蒼井「絶対に、別れないんだ。あの二人。
もし、別れたら、絶対に僕に振り向かせるのに」
月島「何の話だ?」
蒼井は、パソコンを覗き込みながら、時々、マウスを動かしている。
蒼井「認めちゃった方が楽だよね!って話」
月島「…そうだな」
蒼井「でも、ユキちゃんが去ってから、もう1ヶ月半。
お前のことなんか忘れちゃってるんじゃない?」
蒼井は、いたずらっぽく笑う。
月島「かも、な」
月島は、肩を落とす。
蒼井「あ!」
蒼井は、嬉しそうに微笑んで言った。
蒼井「ユキちゃん、み~っけ!」
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