その男、入団

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リリレイ「ちょっと待ってください」 ライト「どうした」 リリレイ「[残虐非道]?」 ライト「[残虐非道]」 リリレイ「私まで残虐非道だと思われるじゃないですか」 ライト「寵愛天使のイメージ捨てるには最高だと思うんだが」 リリレイ「最高のネーミングセンスです、私感銘を受けました」 ライト「はっはっはっ!リリレイはちょろいな!」 リリレイ「私が読心出来るからってわざわざ声に出して言うことないんじゃないですかね」 ライト「後は場所の確保だが」 リリレイ「どうするんです?」 ライト「王様に頼む」 リリレイ「娘を亡くされてショックを受けてる王様にですか!?」 ライト「いいだろ、わざわざ額にサバイバルナイフ刺されて殺された姫様の死体を魔物に食われないようにもってきてやったんだぜ?」 リリレイ「………なぜ」 ライト「ん?」 リリレイ「なぜ………姫様を刺したナイフがサバイバルナイフだと知っているのですか」 ばれたか。 ライトはばれたことをそんなに大事には思っていなかった。 危険だと思ったら殺せばいい。 ライトにとって今の状況はその程度のものだった。 ライト「おっと」 リリレイ「………ライトが殺したんですか?姫様と騎士を」 ライト「………そうだぜ?」 リリレイ「………そうですか」 ライト「オレを殺すか?捕らえるか?」 だがライトの考えは最高の方向に裏切られる。 リリレイ「いえ、どうもしませんよ」 ライト「へぇ何故?」 リリレイ「ただ気になったので、ライトが同じギルドの私に隠し事をしているのかと」 ライト「隠すほどの事じゃないさ、だけど本当にいいのか?王様を裏切ることになるんだぜ?」 そしてリリレイは冷たく言い放った。 リリレイ「いいのです。 私は[残虐非道]のメンバーですから」 リリレイはライトのようになりたいと思ってしまっていた。 残虐非道に、外道に、悪魔に、鬼畜に、 その言葉を聞いてライトはリリレイに対して思うのだった。 『リリレイには屑の素質がある』と
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