その男、再会

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ギルド[残虐非道]を作ったライトは毎日依頼をこなしていた。 最初はリリレイの言ったとおり依頼はまったく来なかったが元寵愛天使のリリレイがギルドに居たため噂が広まるのは早く、少しずつ依頼も増え、ギルドメンバーも増えた。 ライト「ギルドメンバーが増えたのはありがたい、だがなリリレイよ」 リリレイ「はい」 ギルドメンバー「リリレイさん、粗茶ですが」 リリレイ「ありがとうございます」 ギルドメンバー「ライト、ほれリリレイさんとは違うマジもんの粗茶だ」 ライト「粗末なお茶なのか?そうなのか?」 リリレイ「いい玉露です」 ライト「この深みの無い苦味、喉に絡みつく粉っぽさ、まさに粗茶」 リリレイ「ギルドって素敵です」 ライト「お前別にギルドの副マスターとかじゃないからな?ただのギルドメンバーだから」 ギルドメンバーはリリレイがギルドマスターだと思っていた。
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