ロボットのワイは何で女の子やねん

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 ある日。どこかの村が軍閥によって占領された。彼らは金品を強奪したり、男を労働力の奴隷とし、女性を召使として強制的に従わされている。  アスラは愛用のロードバイクで村に近づくと手持ちの拡声器で村全体に響き渡るように喧嘩を売った。 〓アスラ〓 「この軍閥ども!!! 軍事政権復古をしたかったら俺と戦って実力をみせみろ!! 落ちぶれども!!」  その挑発にまんまと軍閥の兵士たちは引っかかった。総勢で60名。主な武器はライフル銃、散弾銃、短機関銃。銃尽くしである。  彼らはロードバイクに乗るアスラを取り囲んだ。 〓軍閥〓 「機甲化警察の兵士が1人だけでここに来るたー良い度胸だ!! 軍事政権復古を否定する現政権は民主主義ではらあらず!! お前らあいつに身を以て分からせてやれー!!」  アスラは冷たい笑みを浮かべる。まずは自分の愛用ロードバイク<バーニングソウル>が邪魔だ。瞬時にパーツごとに分解する。わずか5秒。何万回も分解したり組み立てる訓練をしているので造作でもない。  アスラが取り出したのは銀色の自動小銃。アスラがその自動小銃に巨大な戦斧へと変形しろと思考で命令をくだす。この銀色の自動小銃には秘密があったのだ。自動小銃は人間の思考に反応してあらゆる形状の武器に変形する機能を搭載してある。  
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