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自動小銃はアスラの身の丈大の大きな戦斧へと変形した。
〓アスラ〓
「体育対戦術。コード円形!!」
アスラは大きな戦斧を振り回す。軍閥の兵士たちが発砲した銃撃を一瞬にして叩き潰す。
〓軍閥〓
「すべてを撃ち落としたというのか!!」
軍閥が唖然としている隙を逃さない。立て続けに近接肉体戦術のコード円形をもう一度繰り出す。
ただ大きな戦斧を身体を軸にして竜巻のように横回転しながら軍閥の軍勢に迫る。軍閥の兵士たちは戦斧の竜巻に巻き込まれて瞬く間に肉片と化した。
〓軍閥〓
「「ぎゃぁあああああ!!!!」」
わずか3分間で残り2,3人にまで軍閥兵士の数を減らした。それ以外の兵士たちは肉片と化して即死である。
〓軍閥〓
「な、何だテメーは!!」
生き残った軍閥の兵士たちに対してアスラはため息をつく。
〓アスラ〓
「辺境の軍閥の錬度は地に落ちてもーたな。ワイが戦ったてきた軍閥の中で一番弱いで!!」
それもそうである。アスラが知っている本来の軍閥はアスラのように近接肉体戦術をマスターしていて当然なのだ。
恐らく彼らの軍閥はただ思想だけを教えられ、肝心の戦術は教えられなかったのだろう。つまりただの盗賊団と大差ない。
〓軍閥〓
「ひぇ~~~。こ~~なったら用心棒の方を呼びやがれ!!」
アスラはとりあえず生き残った軍閥どもを1人残らず肉片と変えた。
〓アスラ〓
「用心棒? まー確かに考えてみればそーうやな。この村でも近接肉体戦術をマスターしている機甲化警察の駐在が何人かいるはずやで。それなのにこんなに貧弱な軍閥ども相手に全滅して占領されてしまったなんておかしーやん」
〓女の用心棒〓
「そうね……」
アスラの目の前に赤いマント姿の黒いスクール水着姿、黒いロングヘアーの女性が現れた。片手には杖を持っている。
〓アスラ〓
「スクール水着? お前は競泳教団だな!!」
競泳教団。水着姿の女神アマを絶対神として崇める宗教団体。水着を普段着や僧衣とする思想を持つ。≪宗派共栄圏≫に加盟している宗教団体の中では最大派閥を誇る。
〓女の用心棒〓
「駐在を抹殺してくれと頼まれてね。その代り、この村を我ら≪宗派共栄圏≫の軍事基地化する条件で協力
したのよ」
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