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正直、他人の評価なんてどうでもよかった。
ただ俺の邪魔をしなければそれでいい。
俺は俺のしたいことをするだけ。
そう、考えていたんだ…。
第一話 俺に親衛隊ができました。
『…繰り返す、結月葎、大至急生徒会室まで来い』
ある日の放課後。
夕焼けが差し込む校舎内に聞きなれた声が響いた。
この声は…生徒会長の声。
そして呼んでいるのは…俺、結月葎(ゆづき りつ)。
何か呼ばれるようなことをしたか、と聞かれるとかなり色々浮かんでしまう。
耳にたくさんつけたピアスのこと?それとも首につけてるネックレス?
もしくは腕輪?それとも腰についているチェーン?
金色の髪?紫の目?生活態度?
…というか全部?
他にも色々思い当たるものがあって俺は苦笑をもらした。
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