第一話 俺に親衛隊ができました。

2/18
1033人が本棚に入れています
本棚に追加
/67ページ
正直、他人の評価なんてどうでもよかった。 ただ俺の邪魔をしなければそれでいい。 俺は俺のしたいことをするだけ。 そう、考えていたんだ…。 第一話 俺に親衛隊ができました。 『…繰り返す、結月葎、大至急生徒会室まで来い』 ある日の放課後。 夕焼けが差し込む校舎内に聞きなれた声が響いた。 この声は…生徒会長の声。 そして呼んでいるのは…俺、結月葎(ゆづき りつ)。 何か呼ばれるようなことをしたか、と聞かれるとかなり色々浮かんでしまう。 耳にたくさんつけたピアスのこと?それとも首につけてるネックレス? もしくは腕輪?それとも腰についているチェーン? 金色の髪?紫の目?生活態度? …というか全部? 他にも色々思い当たるものがあって俺は苦笑をもらした。
/67ページ

最初のコメントを投稿しよう!