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「結月様会長の他に嫌いな人っています?」
いちごパフェを頬張りながら、俺は首をかしげた。
他に嫌いな人…?
「…んー?いないかな」
「あんなに悪口言ってくる人とかいるのにですか?」
「んー?どうでもいいというかなんというか…、嫌いにはならないかな?」
「ほら、やっぱり結月様って鈍い」
「えー?どこがー?」
話が読めません、高林君。
まるで俺の何歩も先を見てるみたい。
「そのうちわかりますよ。そのうt」
その時、放送が鳴り始めた。
先生が誰かを呼び出すときに使うあの音が響き渡る。
『あー…結月葎、至急生徒会室まで来るように』
…今のは会長の声だったね。
また俺、なんかしちゃったみたいです。
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