第四話 生徒会の仕事は絶対やりません。

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「んじゃ、明日朝ねー。もうお終い?」 そう言って俺は背を向けて扉まで向かおうとした。 …んだけど。 その時運悪く扉が開いて俺の額に激突した。 ……悶っっっ絶!! 涙が目に浮かび、額を抑えてうずくまる。 もう、誰だよーっ! いたくて動けなくてぷるぷる震えていると。 「葎、大丈夫か?」 近くで会長の声がして、頭に手が添えられる。 うぅ、会長が天使だ…。 チラッと扉を勢い良く開けた張本人を見る。 ……あ、この人。 「うわっ!やっちゃったよっ!」 「ばーかばーか」 「全く、だから待てと言ったんですよ」 「すーちゃ…めっ!」 「ご、ごめん、君大丈夫?!」 …生徒会フルメンバーお揃いになったようです。
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