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「それで最初の葎の仕事だが、明日転校生を迎えに行ってもらう事になってる。…なにか意見はあるか?」
そう会長が告げれば、副会長が立ち上がった。
部屋の奥にある机から一枚書類を取り出すと、会長に差し出した。
「……なるほどな」
それを受け取り、一通り読み終わったのか、そう呟いた。
「え、ねーねーレイチー」
「どういうことー?」
双子会計が興味津々で身を乗り出すと、会長はその書類を双子会計に渡した。
それを書記も一緒になって見る。
「「…えー!!」」
「校門…こわ、れた?」
「そうなんです。明日業者の方が朝一に来ますので、ついでに転校生の迎えは私がします」
「ふむ…まぁお前だったら大丈夫か。じゃあ葎」
仕事なくなったやったねー。
て喜んでいた矢先に会長に呼ばれる。
嫌な予感ー…。
「朝の迎えはいい。ただ学内の案内はしっかりな」
「えー…」
やっぱり、嫌な予感的中だよー…。
「副会長がやればいいじゃん」
「却下だ。いちごみるくいらないのか?」
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