第五話 生徒会の皆は色々濃すぎます。

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「それで最初の葎の仕事だが、明日転校生を迎えに行ってもらう事になってる。…なにか意見はあるか?」 そう会長が告げれば、副会長が立ち上がった。 部屋の奥にある机から一枚書類を取り出すと、会長に差し出した。 「……なるほどな」 それを受け取り、一通り読み終わったのか、そう呟いた。 「え、ねーねーレイチー」 「どういうことー?」 双子会計が興味津々で身を乗り出すと、会長はその書類を双子会計に渡した。 それを書記も一緒になって見る。 「「…えー!!」」 「校門…こわ、れた?」 「そうなんです。明日業者の方が朝一に来ますので、ついでに転校生の迎えは私がします」 「ふむ…まぁお前だったら大丈夫か。じゃあ葎」 仕事なくなったやったねー。 て喜んでいた矢先に会長に呼ばれる。 嫌な予感ー…。 「朝の迎えはいい。ただ学内の案内はしっかりな」 「えー…」 やっぱり、嫌な予感的中だよー…。 「副会長がやればいいじゃん」 「却下だ。いちごみるくいらないのか?」
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