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「う…報酬は予定通りでいいんだよね?」
「もちろんだ」
そう言うと会長はニヤリと笑った。
すっごく気に食わないけど…いちごみるくのためなら…。
「…わかったよ…」
「よし、そういうわけだ。皆呼び出して悪かったな」
「「えー?!全然話が読めなかったんだけどー?!」」
ていうかおいバ会長。
君生徒会メンバー故意に全員呼んだの?
そういう思いを込めて睨みつけたら、微笑まれただけだった。
あぁ、憎たらしい。
双子はずっとぎゃーぎゃー文句言ってるし、副会長と書記は退席。
あまりにいたたまれないので俺は解散しようと立ち上がった。
「ちょっとちょっと」
「どこに行くつもりー??」
双子に呼びかけられたけど、俺は君たちに用はないんだよねー。
「ちょっとチワワ君に癒されにー」
そういうと双子は顔を合わせてふふんと笑った。
「そういうことかー」
「そういうことねー」
「「同意の上だったんだねー、なるほどなるほどー!」」
とかさっぱり意味のわからない言葉を発し始めて二人で大いに盛り上がり始めてしまった。
…こういうのは無視するに限るよね。
宇宙人の相手は俺には一生かかっても出来ません。
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