第六話 不思議君な転校生、その名は・・・なんだっけ?

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今日は転校生に学園内を案内しなくちゃいけないんだよねぇ。 でも、いちごみるくとソファーがかかってるし、頑張りますか。 ・・・やっぱり面倒だなー。 ばっくれたいなぁ。 第六話 不思議君な転校生、その名は・・・なんだっけ? 「今日は転校生を紹介するぞー」 担任がそう告げて朝のホームルームが始まる。 ついにきた、転校生。 可愛い子がいいなー。 なんて思ってるうちに、担任(名前忘れちゃった)が転校生の名前を呼んだ。 ガラッとあいたその瞬間、クラス内は歓喜の声が響く。 ちょ、うるさいよー、きみたちぃ。 思わず耳を塞ぎながら、転校生を見て・・・正直がっかりしてしまった。 か、かわいくないっ!! 地毛と思われる金髪に、青い瞳。 身長は高くて、顔は・・・凛々しい。 しょ、ショックで今日は早退してしまいそうです。 「全然王道じゃないじゃまいかーーーーっ!?!?」 !? 「転校生はまりもが定番で、身長はあんなにたかくちゃだめなんだーーー!!! き、期待して夜も眠れなかったのにいいいいいっ」 隣の席の、名前はー・・・知らないけど、その人だけよくわからない言葉を叫びながら絶望している。 「朝のイベント見逃したのがいけなかったんだぁぁああっ」 「神代うるせぇ」 担任からのつっこみで、ついにその人は机に突っ伏して動かなくなった。 ・・・精神科に行くべきじゃないかなぁ。
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