1044人が本棚に入れています
本棚に追加
今日は転校生に学園内を案内しなくちゃいけないんだよねぇ。
でも、いちごみるくとソファーがかかってるし、頑張りますか。
・・・やっぱり面倒だなー。
ばっくれたいなぁ。
第六話 不思議君な転校生、その名は・・・なんだっけ?
「今日は転校生を紹介するぞー」
担任がそう告げて朝のホームルームが始まる。
ついにきた、転校生。
可愛い子がいいなー。
なんて思ってるうちに、担任(名前忘れちゃった)が転校生の名前を呼んだ。
ガラッとあいたその瞬間、クラス内は歓喜の声が響く。
ちょ、うるさいよー、きみたちぃ。
思わず耳を塞ぎながら、転校生を見て・・・正直がっかりしてしまった。
か、かわいくないっ!!
地毛と思われる金髪に、青い瞳。
身長は高くて、顔は・・・凛々しい。
しょ、ショックで今日は早退してしまいそうです。
「全然王道じゃないじゃまいかーーーーっ!?!?」
!?
「転校生はまりもが定番で、身長はあんなにたかくちゃだめなんだーーー!!!
き、期待して夜も眠れなかったのにいいいいいっ」
隣の席の、名前はー・・・知らないけど、その人だけよくわからない言葉を叫びながら絶望している。
「朝のイベント見逃したのがいけなかったんだぁぁああっ」
「神代うるせぇ」
担任からのつっこみで、ついにその人は机に突っ伏して動かなくなった。
・・・精神科に行くべきじゃないかなぁ。
最初のコメントを投稿しよう!