第六話 不思議君な転校生、その名は・・・なんだっけ?

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「あー、悪いな、笹崎」 「いえ」 短調にそう担任に返すと、転校生は周りを少し見渡した。 「笹崎来世です。何卒よろしくお願いいたします」 「席は・・・悪いな、神代の後ろだ」 担任が頭を抱えて、本当に申し訳なさそうにそういった。 その言葉を聞いた神代君が急に立ち上がる。 ・・・朝から元気だなぁ、この人。 「そんな転校生俺は認めない!!!」 「うるせぇ」 担任のチョーク攻撃! 神代君は10のダメージをうけた! (精神的な) ・・・そんなアホなことしてる場合じゃないんだよねぇ。 この人に校内案内するんだよ? 目立つしでかいし小さくないしでかいし、目立つし目立つし目立つし目立つしっ! 大型犬には興味ないの!しっしっ!! なんて心のなかでてを払ったところで現実は変わらない。 転校生君が席に座ると、いつも通りのホームルームが始まった。 ・・・あぁ、憂鬱。
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