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「今なら萌えつきてもいい・・・」
「え?燃えつ・・・?」
ほら、かおちゃん困っちゃったじゃん。
全く、なんで俺がこんな変人の相手しなくちゃいけないのさー。
「ちょっと変わった人だから、かおちゃんは気にしなくていいよー?
」
「え?は、はい・・・?」
そう返事しながら首をかしげるかおちゃんってほんとに天使だなぁ。
なごむー。
「あれ、そういえば、今一時限目だよね?授業どーしたの?」
「あ、具合が悪い人を保健室に連れていってたんです」
そう言ったかおちゃんはにこやかに笑う。
ほんといいこだなー。
なんで俺の親衛隊なんかに入ってくれたんだろう。
「あの、俺、今日転校してきた笹崎です」
いつのまにか復活していた転校生が、かおちゃんに手をさしのべて名乗る。
「あ、結月様の親衛隊副隊長の高林薫です」
とナチュナルに手を繋ごうとしたので、転校生のてを叩き落とした。
「え」
「鼻血ついた手でかおちゃんに触らないでy」
「親衛隊やっふうううううううう」
あれ?
「え、笹崎君!?」
転校生倒れちゃった。
目の前で。
しかも変な叫び声あげながら。
「ど、どーしよう!?あ、笹崎君は、鼻血!」
「多分貧血だねー。保健室運んどくから、授業戻っていいよ?」
「で、でも・・・」
狼狽えるかおちゃん可愛いなぁ。
さすが心のオアシスだねー。
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