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「大丈夫。俺、結構力持ちだし、ね?」
なんて首をかしげてかおちゃんの頭を優しく撫でれば、かおちゃんは顔を真っ赤にしてたくさん頷いてくれた。
…首とれちゃうよ?
そんな行動も微笑ましくて好きだけどね。
チワワ君だーいすき。
「えっと、それじゃ、また」
「うん。授業頑張ってねー」
さてと。
かおちゃんの後ろ姿を見送ってから転校生をみる。
綺麗な髪してるのに鼻血がついてちょっと勿体ない。
「よいしょっと」
図体に似合わず重いなー、転校生。
背中にしょって歩き出すが、結構重い。
背中きっと血だらけだなぁ。
てゆーか鼻弱いのかな。
いろんな疑問を抱えながらしょってあるくこと5分。
目的地である保健室にたどり着くと、扉を足で開けた。
行儀悪いけど、両手塞がってるし、仕方ないよねー。
「今日は患者が多いな、厄日k…ッチ」
保健室担当の先生は俺を見るなり舌打ちしてそっぽ向いた。
なれっこだけどね。
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