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「姉貴、早くどいてや」
さっき叩き起こされていた3つ下の宏樹が不貞腐れた顔で私をせかす
「はいよっ」
急いで手近にあるハンドタオルで顔を拭いて弟に話しかけた
私は今、高校3年生。調度進路指導が始まりずっと夢だった
東京へ進学するーーことを目標に頑張ってきた。宏樹は3つ下
今は家の高校に標準を合わせての 受験勉強最中だ。
「どう?宏樹受かりそうか?」
「その上から目線的な質問の仕方。癪に触るなあ。」
「ずっと馬鹿にしてたけど、姉ちゃんの学校入るの大変でしょ?」
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