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「何か私に用があるのでしたら今伺いますが。」 「…、じゃあ今言わせて頂きますぅ。何故今回も制裁はナシなんですかぁ?もしかしたら明日来る転校生が生徒会の皆様に無礼な事するかもしれませんしぃ、外部からの編入はこの学園にとっては珍しい事ですぅ。だから生徒会の皆様が興味を持つ前にやることはやっておかないとって僕は思うんですけどぉ。」 やはりその事でしたか。 …、この方には少し釘を指す必要がありそうですね。ニヤリ 前から思っていましたが、副会長と会計の親衛隊が過激派なので釘を指すにはうってつけの人物ですね。 「そうですね。もしかしたら生徒会の皆様が転校生に興味を持つかもしれませんね。」 「じゃあ何故制裁を止めようとするんですか?」 「…、では逆に質問させて頂きます。」 「???」 「何故生徒会の皆様が転校生に興味を持ってはならないのですか?」 「それはッ、「生徒会の皆様の安全面と自分を見て欲しいという欲求が膨らんで制裁をしているのではありませんか?」 「生徒会の親衛隊なんだから当たり前でしょ?僕は副会長様に自分を見て貰いたい。隊長だって、会長の親衛隊長なんだからそう思う筈でしょ?」 私の場合は生徒会が好きで親衛隊に入ったという訳ではないのですが。 親衛隊に属している以上そう思われても仕方ありませんね。
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