復讐のソナタ

3/9
前へ
/9ページ
次へ
クラスで、学年で、学校で一番カッコイイ、タカヤと一緒にいるのはカズミのステータスを上げてくれるよう で心地好かった。 しかし、こと将来性という観点でタカヤを視ると彼にはそういった部分は全く見えなかった。 暢気な顔をして小さな寝息を立てるタカヤの形の良い唇に自分の唇をそっと重ねるとカズミは安いラブホテル を後にした。 外は思わず首を縮めてしまうような寒さだった。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加