三代目友人師

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「2つ?」 俺は、疑問を抱きながら爺ちゃんの本を開いた。 「なんだこれ?」 本には、ページは無く開くと木箱が出てきて、それを開けると、確かに2つの契約帳とやらが、はまっていたであろう、くぼみがあった。 「これは…」 その木箱には、もう2つ契約帳みたいな紙の束があった。 「え~と(『妖』の友人契約帳と書かれているだろう?) 「……グスン。」 《どうした?》 こいつ…人の邪魔しやがって……まぁ、それはさておきもう1つは【『神』の友人契約帳】って書いてある。 「って、結局何これ?」 《まったく、それは友人契約帳だ。縮めて【友人帳】と龍は、言っていたな。そこには、大神家すなわち【友人師】と契約した者の名とその者と、契約した証の言霊が記してある。》 「で…今朝の奴の所に行くのは、何で?」 《奴は、【黒鵈】(クロトビ)と言う名前だ。多分…奴は、お前を知っていてお前に困ったことを解決して欲しんだろな。》 「困ったこと?ってか、俺のようなただの人に解決できる範囲なんて決まっているぜ?」 《安心しろ、悪霊に困っているだとか…社を直して欲しいだとか…そんなんだから。》
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