妖医者と最後の患者

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{おい、無視するなよ} [誰だっけお前?] {酷ぇ?!弥彦お前酷ぇよ!} 「え、ガチで誰だっけ?」 {びどい……グスン…遼~お前まで…} 「う、嘘だよ!マジで泣くなよ!」 さっき声を掛けて来て、今号泣中のこいつは、俺の数少ない友達の一人… {真道蒼真}(シンドウソウマ)バカだけどこいつがいると笑えるし、頼りになる時もある。 [いつまでも、泣くな!] {う゛ん…わがっだ。} 「とりあえず、席に着こうぜ授業始まってしまうだろ。」 俺達は、席に着いた。因みに俺は後ろから二番目の席で窓際だ。 右横に蒼真後ろに弥彦と言う感じで座っている。 先『はい、皆席に着いたかー出席取るぞー!』 あー今更だけど、凄く眠たい。そうだ寝よう! 「……ス……スゥ-。」 先『朝っぱらから寝るなぁ起きろ遼!』 「あと…五分だけ俺に下さい…」 先『はぁ~お前って奴仕方のない奴だなぁ~』 何故、先生が俺を怒らないのには理由がある。 先日、怪我をして倒れてた猫を俺が、保護していたんだがなんと黒木先生の猫だったのだ。 つまり、借りができたので返してくれたのだ。
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