妖医者と最後の患者

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「え、でも弥彦が……」 《いいから走れ!!今ここで奴に捕まったらお前の友達である二人が、死ぬ!》 「まじかよ……!」 俺は、河原にあえて逃げず横にある山に入り全速力で走った。 リクに殴られた蒼真は、元の形のリクの背中に乗せられていた。。 《この小僧気絶してやがる……遼!》 「何だよ!!」 《俺に乗ってこの小僧支えろ。》 「はぁ?!乗るつってもどうするんだ!」 《こうするんだ。》 リクは、そう言うと尻尾で俺を掴んで来た。 「うわ、危な!」 不意に後ろを見ると真っ黒な何かが、俺達を追っていた。 「なんだあれ?って痛い!」 俺は、リクに投げられてリクの背中に落ちた。 《バカ!余所見するな小僧を支えろ!》 ??《%#&+*¥@》 「おいおい!?なんだよあれ……何なんだよあれは?!」 《説明は、逃げ切ってからだ!》 それもそうだな……今は、取り合えず逃げないと ん?前の方にも何かいる?! 「今度は、なんだよ!」 《あれは……黒爺!?》 「黒爺?」 数十メートル先に居る奴は、黒にコートを来ていて山道の真ん中で立っていた。
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