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「まったく、相変わらず広いな。」
ぶつぶつ言いながらも、俺は、神暮神社のでっかい鳥居の前の白い像に近づく。
「白い像って、もしかしてこれか?」
俺はそう言って、白い犬の石像を見る。石像と言っても俺の体の腰ぐらいの大きさだ。
こいつは、ずっと昔に爺ちゃんの家に遊びに来た時にもあった。
俺は、半信半疑だったが息を整え、手紙に書いていた言葉を言ってみた。
「我、三代目友人師、大神 遼。この日から四大力を駆使し友を救い、世界の秩序を保つ者!」
シーン。
「・・・・。」
「恥ずかしい~~てか、何も起きね~。クソッ、爺ちゃん!可愛い孫を騙したな!」
《五月蝿いぞ、貴様!》
「え?」
ヒュゥゥゥゥ~
「え、なんか煙が・・・?!?!」
ヒュゥゥゥ~、ゴォォォォォ~ドロン
「ま、ま、まじか!」
なんと、白い犬の石像?から白い煙が出てきたと思うと、煙が一気に出てきてある生物?が見えた。
《俺の名は、『斑』友人師である大神 壬、大神龍の相棒であり三代目友人師を支え、契約帳を守る者なり!》
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