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僕は初めて高校の門をくぐる。これから毎日この門をくぐる事になるんだ。
目の前には、大きな桜の木が見える。そこに1人の女の子が立っていた。
美羽「木葉」
彼女が僕の名前を呼ぶ。
木葉「え?」
僕は驚いた。だって彼女は去年の春引っ越して行ったのだから。
木葉「どうして美羽が?」
美羽「お父さんの転勤でまた戻って来ちゃた。」
彼女は中学時代の付き合っていた子で、中学3年生のとき家の事情で引っ越したのだった。だからまた会えるなんて…
美羽「どうしたの?木葉」
木葉「いや、何でもない。ただびっくりした…」
美羽「ごめんね。びっくりさせて」
木葉「ううん、また一緒にいられるなんて夢みたいだ。」
美羽「夢って(笑)」
そんな会話をしながら門を二人でくぐって行った。
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