序章

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特になにか努力した記憶も記録もないが、当たり前のように高校生になった。 そして当たり前のようにギリギリのラインで一度目の進級もでき、今までより難易度の高い学生の本分たる勉学に悪戦苦闘する。 中学までやっていた部活動も上手い奴下手な奴の差が歴然としだし、続ける意味がわからなくなり辞めた。 高校生になれば今までほとんど関わることの無かった恋愛とやらも当たり前のようにするんだろうと、バカな中学生なりに考えていたが正直不安だった。 そんな俺にも世間一般的にはおそらく彼女と呼称すべき人もできた。 そんないかにもテンプレートな高校二年生の生活をなんの代償もなく受けられるはずはないのが人生である。 とどっかの偉人が言ったなんてふざけた記録はないと願いたいが俺も例外なくその代償を払わなければならんのであった。 こっからが本題だが俺のストレス解消やら自慢やら保存のため、人生の代償たる彼女を紹介したいと思う。
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