63人が本棚に入れています
本棚に追加
麻「だめ!静ちゃんは走って行ってぇ!!」
静「無理に決まってんだろ!
いいからさっさと乗るぞ!!」
俺は麻由を引き連れて電車に乗ろうとしている
こうなっているのは、ニノの記憶がなくなってからしばらく経って登校している時……
ーーーーーーーーーーーーーー
麻「ニノ君大丈夫かな……」
静「こればっかりは俺たちの力が必ずしもプラスになるとは限らない……
柏葉メインに進めていくしかないよ」
麻「でも、今のままだったら……」
麻由は言葉を詰まらせた
でも分かっている、麻由が何を言おうとしていたのか…
静「終わるかもな、ニノと大森……」
麻「………」
麻由は繋いである手をぎゅっと強く握った
静「麻由……」
麻「別に、優香ちゃんの方がニノ君にお似合いだとか言う訳じゃなくて
ただ、こんな終わり方……」
麻由はとうとう下を向き、立ち止まってしまった
静「俺が絶対にそれは阻止するよ、約束する……」
麻「静ちゃん……」
涙目で俺を見ながら言う麻由
静「俺を信じてくれるな?」
麻「うん!静ちゃんに不可能はないもんね(笑)」
静「分かったら、笑顔でいろ!
そんな顔の麻由、似合わないから……」
最初のコメントを投稿しよう!