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「こんばんは~」
和菓子屋『なごみ』の店主、峰さんに挨拶をする。まだ22歳だというのに自分のお店を持っているエリートだ。親の店を継いだとは言っていたが…
「こんばんは。杏ちゃん今日もよろしくね。」
「はい。」
お団子OK、大福もOK、羊羹は…
カランカラン…
「いらっしゃいませ。」
わぁ… きれいな人…
店に入ってきたのはグレーのスーツを着こなしたいわゆるイケメン。
「あの和菓子で日持ちするものってありますか?…あの…」
「あ…はい、こちらの干菓子なんかどうでしょう?」
余りに綺麗な琥珀色の瞳だったから見とれてしまった…
あの瞳の色絵の具でだせるかな…
「これにします。」
「はい、ありがとうございます。おのしはかけますか?」
「いいえ」
「かしこまりました」
箱に丁寧に詰めて包装する。
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