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慌てて 帽子を追いかけてきた おばさんは、ダンボールに落ちた帽子をとって、びっくり。 「あら?赤ちゃんねこ…」 おばさんは、 ダンボールの前に座って、 赤ちゃんねこに、話しかけた。 「こんなとこに、 一人でいたの?」 「みゃ~~」 「そう…… 寒かったでしょ? お腹空いてるわよね。 困ったわ。 私、何も持ってない」 しばらく 赤ちゃんねこを眺めてから、 おばさんは笑顔になって、 赤ちゃんねこにいった。 「私の家で、ご一緒に 夕ご飯、いかがですか?」
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